【長崎市へ転勤】東北の仙台市から九州へ異動
私が長崎に転勤したのは、2000年3月でした。それから2004年3月まで勤務することになります。
住んでいたのはかなり前のことですが、現在も変わらぬ情報をお伝えします。
目次
長崎の家賃は高い!賃貸を探すのが大変
私が長崎に転勤した時の住まいは、借り上げ社宅でした。そのために会社の指定する入居条件で賃貸物件を探したのですが、住宅事情が厳しく理想的な物件が中々見つからず、妥協してしまったことがありました。
5人家族でそれなりのスペースが欲しかったのですが、3LDKでそれなりの広さを求めると、郊外まで対象地区を広げなればなりません。
できれば交通費が安い路面電車の停留所に近い場所で物件を決めたいと想い、その条件で探したのです。
その結果、市内でも停留所まで徒歩10分程度の物件を契約することができたのですが、坂道の多い長崎では自宅から停留所までの行き来に苦労しました。
長崎は住みにくい?
坂道が多い
長崎市は地形的に非常に急な坂道がたくさんあります。そのために自転車を使っている人を、ほとんど見かけません。
長崎は犯罪件数が少ないと言われているのですが、それは自転車泥棒が少ないため(警察の方から聞いたお話です)!
それだけ自転車自体が少ないということになります。
妻は車の運転免許は持っているものの、完全なペーパードライバーだったので、自転車を使っていましたが、電動自転車が必須です。
ちなみに子供が通っていた幼稚園も自宅近くにありましたが、マンションから50段近くもある階段の登り降りを毎日繰り返していました。そのおかげで、足腰が鍛えられたことはよかったかもしれません。
児童の医療費
長崎市には「乳幼児医療費助成」という医療制度が運用されています。
入院・通院が1つの病院で1日800円まで助成されます。しかし、上限額1,600円までとなっており、他の地域では無料となっていることもあるので、ちょっと戸惑いました。
長崎市に来る前は仙台市に居ましたが、中学を卒業するまでは、1回の入院で10日目まで1日500円、それ以降は無料となっていたので、ちょっと負担が重たくなる心配があります。
毎日の階段を使って幼稚園に通っていた子供達が元気で、病院にかかることはあまりなかったのですが、小さなお子さんを持つお母さんは、ちょっと気になるテーマでしょう。
長崎市内のおすすめベスト3
長崎市は歴史的に国際色豊かな都市で、中国やヨーロッパの雰囲気の香りが何となく漂ってきそうな街。そんな中で、市内で是非、行ってもらいたい所が次のスポットです。
長崎中華街
国内では3大中華街があります。横浜中華街、神戸の南京中華街、そして、長崎中華街です。
横浜中華街や南京中華街に行ったことがある人が、長崎中華街に行くと、拍子抜けするかもしれません。と言うのも、とても狭い区画に中華店が集中しており、徒歩5分程度で通り抜けてしまうからです。
でも、そんなスモール中華街でも、2月の時期は大いに街全体が盛り上がります。
それは「長崎ランタンフェスティバル」があるからです。
中国の旧正月の春節祭を祝うお祭りで、街が見事なランタンで彩られます。中華街だけでなく、湊公園や中央公園、眼鏡橋、浜市・観光通りアーケードにも、数多くのランタンで街中が美しく照らされます。
まさに、長崎の冬の一大風物詩と言ってもいいでしょう。
長崎のベイサイドエリア・出島ワーフ
中華街から近いところにある出島ワーフもおすすめです。
江戸時代の鎖国時代に外国人の居留地として設けた「出島」からネーミングしたのでしょうが、出島ワーフは全く違います。長崎のベイサイドエリアにあり、色々な飲食店が軒を並べています。
当時、私もこの近くに会社の支店があったので、昼食時によく通っていました。長崎港からの心地いい風を受けながらのお昼ご飯は、食が進みました。
稲佐山
長崎市は、夜景がきれいな街でも有名です。函館、神戸の六甲山と並ぶ日本3大夜景の1つです。
おそらく狭い地域に街が凝縮されているので、非常に美しく見えるのかもしれません。
その中でもビュースポットが、稲佐山から見る夜景です。
稲佐山は標高333mとそんなに高くないので、地元の幼稚園の定番遠足コースにもなっている程です。私の子供達も遠足で行っていましたが、車で行けるのはもちろんですが、ロープウェイもあるので、アクセスはそんなに苦労しません。
頂上の稲佐山公演から見る夜景は、心をウキウキさせてくれます。
長崎はどんな街か
住居環境には苦労させられた長崎市の転勤でしたが、ここでの生活は今までの転勤の中では、一番楽しい想い出ばかりです。
子供が幼いこともあり、色々な所に行きましたが、市内から出ているジェットフォイルで、自然豊かな五島列島(長崎市から90分)に行ったことなど、楽しい記憶ばかりです。
また、地元の人はアットホームでフレンドリーな人ばかりなので、賃貸物件での仮住まいであっても、近所の方々とは今でもメール等のお付き合いが続いています。
もし、長崎に転勤される人がいらっしゃるのであれば、観光スポットの多い市内をゆっくりと散策することを楽しんでもらいたいです。