転勤族の子どもは成長してから子ども時代をどう感じたか?

転勤族の子どもが大人になって振り返った体験談5つ

親が転勤族だった子どもが、成長しておとなになってから振り返った子ども時代。リアルな生の声を5つお届けします。

転勤族の子どもはいつまで身ぐるみ引きはがされる?

「親が転勤族」でした。つまり、「転勤族の子ども」の体験談になります。
子どもの性格によりますが、適応が苦手な子どもにとって「転校による引っ越し」は「すべてを失う理不尽な環境変化」と感じられる場合があります。ずっと通うはずだった学校・一緒に過ごすはずだった先生や友だち・馴染んだ家・お気に入りの遊び場・ふるさと……といったものを、突然に「身ぐるみ引きはがされる」心地になります。動揺は大人が想像するより大きなものです。大人は、都合がわかっているし自分で選んだ道で薄々可能性は知っていますから「仕方がない」と受け容れられますが、突然言われた子どもは、いったん慣れ親しんだ生活の、家族以外のすべてを奪われるのです。転校した後しばらく、子どもが精神的に不安定になる例を、学童保育などで目にしてきました。

転校生は世の中にたくさんいますし、その多くがうまく適応していっている(ように見える)現実はあります。でも適応できた子どもだった人でも、大人になってからも「人間関係を(転校したときのように)切り捨てる」、「(どうせ転校してしまうのだから)うわべだけの人間関係を作る」といった、転校時の経験が行動の基本になってしまった人を、少なからず見かけます。私の周りのそうした人々には、「人や場所に愛着を持っても、どうせいつか奪われる」という諦めのような思いが根深く残っているように見えます。そうした人々は、人づきあいがどこか「浅い」印象があります。

転校して友達できるか?
転校…友達できる?

その良い悪いはわかりません。人それぞれで良いのでしょう。ですが、「転勤→即引っ越し」が子どもの心に大きな影響を与え、大人になってからの行動にも影響が出るケースもあることをお伝えしたく思いました。

転勤族の子ども【いじめ・不安】

私は日本で生まれましたが、物心がつく前に親の仕事の関係により、マレーシアに住んでいました。まだ小さかったため、その時は不安こそありませんでした。それからは、現地の幼稚園、小学校に毎日楽しく通っていました。しかし、小学校を卒業すると同時に、親の海外での仕事が終了したため日本に本帰国をすることになりました。

転校して友達できるか不安

それまで日本に帰るのは、2年に一回ほどしかなく、日本に帰ることで祖父母に会えるので、毎回2年に一回の帰国が楽しみでした。しかし、テレビなどのメディアを通して、日本の学校はいじめがひどいという偏見を持っていたので、いざ日本に本帰国をするとなった時、いきなり知らない土地で楽しく生活を送ることができるか、とても不安な気持ちでいっぱいだった事を覚えています。大好きな祖父母と大好きな日本で過ごすことができる喜びと、新しい学校で良い人間関係を築けるかの不安、両方の気持ちでいっぱいでした。特に、中学生の思春期真っ只中での転校でしたので、新たな学校生活と言う点では、やはり不安の方が大きかったと感じました。実際に通ってみると、やはり海外から来たからか、とても注目を浴びましたが、みんな色々なことを教えてくれたり、それまで抱いていた不安はすべて消えていました。 しかし、当時感じていた不安は、今まで生きてきた中で一番の不安だったと感じます。

自分が転勤族の子どもだからこそ心配

小さいころから父親の転勤先について回る生活を送っており、今現在旦那も転勤のある仕事についています。学生のころは、新しい環境で新しい友人が増えるなど楽しいこともありましたが、つらいことの方が多かった気がします。今1番不安なことは、転勤先で働けるかどうかです。私も全国転勤のある仕事についており、旦那の転勤先に一緒についてまわる制度もありますが、実際のところ、その制度を何度も活用できる雰囲気ではありません。また、待機児童問題が深刻化している中で、転勤先ですぐに保育園がみつかるのかどうか、みつけられなかった場合どうすればいいのかという不安もあります。また、私自身が転校生として新しい学校になじむことに苦労したこともあったため、子どもがすぐに新しい環境に適応できるかどうかも心配です。また、両親、義両親ともに離れて暮らしているため、いざというときに協力してもらえない(子どもが風邪をひき、仕事を早退することが難しい場合等)状況に不便さを感じます。まだまだ先の話ですが、子どもが物心ついてからの転校は気の毒なので、単身赴任を考えておりますが、単身赴任先で旦那が健康に生活していけるのかも不安です。転勤族はトータルでみて、楽しさよりも不安のほうが多い気がします。

転勤族の子ども「あるある」【結局は自分次第】

みんな仲良くできたらいいな
みんな仲良くできたらいいな

自分は幼い頃から転勤ばかりでした。転勤は楽しみなとこもありましたがはっきり言いまして「嫌い」でした。理由は色々ありますがなかでも「新しいとこでなじめるかどうか」が一番でして性格もあるかもしれませんが親の転勤の旅に学校や環境が変わってはなかなかしんどいですし慣れるまで時間がかかります。あとは「新しい人との関係性がきずけるかどうか」です。自分の性格上内気なとこがあるし溶け込むまで時間がかかることがありますのでなかなか馴染めないのです。あとは新しいとこでの「自分の居場所があるかどうか」です。また自分ごとですがなかなか積極的に前に出れないとこがあるのでついついひっこみじあんになりがちでついつい悪い方悪い方へと考えてしまうのです。ですがある日なぜかふと「このままではアカン!自分から積極的に前に出なくては」と思い珍しく自分から積極的に前に出て行き話をしましたら受け入れてくれましたので安心しましし過去にいろいろ考えてた自分がすごく小さく見えましたし小さく感じました。色々不安はありますがそれは自分の中で勝手に自分が決めていることでありまして周りの人は仲良くしたいと思っていると想います。なんでも自分次第ですね。

転勤族であることが子どもに与える影響

親の仕事関係で幼いころから日本各地に引っ越しをしてきました。友達ができて環境にも慣れた頃に引っ越しはもちろん寂しいですし、3回目の転勤では、私は引っ越しをしないと一点張りしたこともあります。しかし、子どもの私ではどうすることもできず、新たな場所へ行くことになりましたが、今では新たな場所で新たな友達ができることやその土地の人柄などが全く違うことに面白さを感じるようになりました。本当の友達は遠くになっても繋がっているし、日本各地に知り合いがいることは心強いです。

唯一大変なことは荷造りです。転勤が多い為あまり大きい物は買えないし、すぐに引っ越しできるように家にはほとんど物を置かないようにしていました。それでも、引っ越しをするとなるとわくわくします。新しい場所に住むことが小さいころの私は楽しみで仕方ありませんでした。思春期になると友達ができるか不安になることもありましたし、新しい環境に疲れてしまうこともありましたが、小さいころから慣れているせいかいじめられることもなく溶け込めました。

何年も会っていない友達もいますが、まだ連絡を取り繋がっています。引っ越しをするにあたって人と繋がる大切さを学びましたし、期間は短いけど深い絆を作れるようになりました。たくさん経験してよかったなと今では思っています。

転勤族の子どもの性格

転勤族の子どもがおとなになってから、子ども時代を振り返ったのが上記の文章です。こちらから読み取れる共通点は次の3つです。プラス面ばかりでなくマイナス面もありますが、人生の経験値は確かに上がっているのがわかります。

順応性が高い

不安や不満があっても、その場その場で与えられた環境に馴染んでいく能力が自然と高くなります。自分の中で試行錯誤しながら、楽しさを見つけることができます。

割り切りが早い

親の都合で、子ども自身が打ち込んでいたものが、転勤を境にリセットされます。友達や部活、地域のサッカーなど引越しによって継続できないものは全て生活からなくなるのです。人格形成の上では諦めが早いことにもつながり、良い環境とは言えません。ただ強制的に「えいやっ!」という気持ちの切り替えができる(させられる)ので、新しい環境にきちんと向き合う力がついてきます。

家族の絆が盤石になる

自然と家族の絆が強くなります。家族以外の人間関係は、転勤という親の都合で否応なく打ち切られてしまいます。家も変わる、街も変わる、毎日眺める風景も変わるという不安いっぱいの中で、変わらないのは家族だけ。本人が意識するしないにかかわらず、変わらず存在する家族の団結は固くなります。

転勤族の子どもの学力

小中学校では転勤による転校に伴って、教科書が変わり、抜け落ちてしまう単元が出てくることがあります。子ども自身が把握できていなくても、母親が確認して自分で教えたり、通信教育や塾に通わせることで穴埋めをするなど教育熱心。母親は転勤族であるため働きにくく専業主婦であることが多いのです。子どもに時間をかけて向き合える環境が整っています。親の教育に関する意識が高いので、転勤族の子どもの学力は高い傾向にあります。

転勤族の子どもの悩み

転勤族の子どもの悩みは、転校に伴う新しい人間関係をどう構築できるかが大きなもの。教科書が変わったことによって授業で抜けができてしまうことへの不安より、友だちができるか、体育祭(運動会)、文化祭、遠足、修学旅行など学校行事で、やっていけるかが大切です。いじめはないか、言葉(方言、標準語)は浮いていないかなど気になることは限りなくあります。親にできるのは、転校生に慣れている評判の良い学校を選んであげること。転校生に慣れている学校は、先生も友達も受け入れ体制ができているので、子どももすんなりと入っていきやすい環境が整っています!

コメントは受け付けていません。