宮城から観光で行きたい夏祭りはココ2019
東北地方の宮城に転勤したときが最も記憶に残っています。宮城では観光として夏祭りに参加することで、多くの不安が吹っ飛びました。
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宮城県の復興は観光から盛り上がる?
東日本大震災から数年経ってからの転勤でした。宮城県仙台市など主要都市部は一見すると復興が進んでいるように思われましたが、沿岸地域等はまだ津波被害の爪痕が感じられる光景が多く、全国放送のニュースではあまり報道されなくなったからこそ、実際に行ってみないとわからないものだと感じました。それでも、復興に向けて地域を盛り上げようと様々な方々が協力し合って活動されていて、とてもあたたかい気持ちになりました。
宮城でも3月の引越しは厳しい
全国転勤のため、引っ越しそのものが大変です。3月に転勤の内示が出て、4月には新しい転勤先での勤務が始まります。そのため、約ひと月の間に引っ越し準備、新しい住まいを探さなくてはなりません。特に、3月は一年のうち最も引っ越しが多い時期とされているため、なかなか引っ越し業者が決まりませんでした。見積りも通常の倍以上の額を提示されるため、かなり高額です。また、不動産会社に仲介してもらって賃貸物件を紹介していただくのですが、条件の良い物件ほど早く契約されてしまうため、複数の候補物件を検討しているうちに、どんどん他の方が契約を決めていってしまうため、まさに早い者勝ちといった感じでした。実際に内見したり、周辺地域を見に行ったりできれば良いのですが、時間と距離によってはそれが難しい場合もあります。土地勘の全くない場所では不安に感じます。
宮城から観光できる東北三大祭り
宮城から「そんなに遠くない感覚」で行ける東北三大祭りがオススメです!それぞれ日程が近いので、三大祭りを巡るバスツアーなども企画されています。
宮城の七夕祭り
正式名称は「仙台七夕まつり」です。8月6日~8日に開催される伝統的なお祭りです。曜日は関係なく毎年同日。仙台駅から歩いて参加できるのも魅力。日本一の七夕まつりと言っても過言ではなく、3,000本以上の吹き流しや笹飾りで仙台駅前のアーケードが彩られます。作品の数々は学校主体のものはもちろん、企業、サークルなどの団体が力を入れて作った見ごたえのあるものばかり。七夕まつりの前日には花火も大々的に催されます。混み方も凄いですが、ブルーシートを持っていって花火鑑賞するなど、ちょっとした情報を元に動くと楽しさも倍増します。花火大会のときの屋台は種類も数もたくさんあって凄い人出ですが勾当台公園あたりがおすすめです。花火大会のときは虫除けスプレーは欠かせません!
秋田の竿燈祭り
秋田の「かんとうまつり」と読みます。8月3日~6日に行われる真夏の病気・邪気を払う催しです。竿燈とは提灯を米俵と見立ててつくった大若、中若、少若、幼若の4種類の竿。280本ほどの竿燈が秋田市中心街を練り歩きます。数十個の提灯をバランスを取りつつ移動する技は豪快です。総提灯数は約10,000個。来場者数は100万人以上にも上ります。期間中、日本全国からだけでなく海外からも人が集まってくるので、市内はもちろんのこと近郊のホテル、宿は満室になります。少し足を伸ばせば楽しめる場所に住んでいる転勤族はラッキーですね。交通規制がかかって会場近くに無料のパーキングが用意されます。
青森のねぶた祭り
毎年、土日関係なく8月2日~7日に行われる青森市内の夏祭り。弘前ではねぷた祭りとも言われます。ねぶたと呼ばれる大きな人形を載せた山車を中心にその周りで踊る「はねと」が見ものです。「ラッセラー、ラッセラー」の掛け声とともに街中を歩き回りますが、観光客が飛び入りで踊ることも歓迎されます。「はねと」には衣装がありますがレンタル店があるので、予約をしておけば心置きなく参加できます。右足だけ、左足だけと地元の「はねと」に混ざってケンケンすれば楽しさ倍増、盛り上がること間違いなしです!
東北三大祭りは、それぞれに違った魅力があり、華やかで活気があって行って良かったと思えるお祭りです。年ごとに違うお祭りに出かけるとゆったり楽しめます。
宮城周辺観光としておすすめの温泉
東北各地で様々な温泉地があるため、季節ごとに違った温泉地を巡るのも楽しいです。秋は紅葉が綺麗な宮城の秋保温泉や岩手の花巻温泉、冬は雪景色が綺麗な山形の銀山温泉や秋田の乳頭温泉などなど。他にも魅力的な温泉地がたくさんあります。自然が多い場所に囲まれていることが多いため、お気に入りの温泉地を見つけたらそこで四季折々の景色を楽しむのも良いかもしれません。
宮城で暮らす方へ
知らない土地で暮らすこと自体には不安はありますが、そこで暮らしてみないとわからないこと、そこを地元として暮らす人達と関わらないとわからないことがたくさんありました。特に日本国内でも地域ごとに少しずつ文化が違い、様々な発見があって、それがまた面白いと感じます。ひとつの場所に定住しないからこそ味わえる楽しさがあるように感じます。転勤族になるまで、あまり関心のなかった日本の文化に興味を持てたり、日本って良いところが多いなぁと再確認しています。また、宮城に限らず日本各地でご当地のおいしいものを日常的に食べることができたり、きれいな景色を見ることができたりと、なんだか得したような気にもなります!
頼れる人がいなくて無性に不安に感じてしまうことがありますが、たくさんお出かけして楽しむことで気が楽になります。